東北中央自動車道 建設現場(H29.9.22.)


 米沢北インターチェンジのところの工事用道路から、建設中の現場へと案内していただきました。米沢北よりも南側は無料区間となるため、現在のインターにある料金所はなくなるということで、ここから見える風景も少し変わることになるようです。

 冬場の凍結対策や新設予定の道の駅、ガードレールなど、参加者からは多くの質問が出て、すべてについて丁寧に説明していただきました。

 やはり地理教員は巡検が命!ということで、皆さん、現場に来ると興味津々という様子で、あちこち見て回ったり、質問したり、写真を撮ったり、すごくイキイキしていました。



 昨今、高速道路での逆走事故が問題になっており、インターチェンジからの合流のところにポールを設置したり、路面に矢印の標示をしたり、事故を未然に防ぐ工夫を行っているそうです。

 ちなみに、トンネルの出入り口付近はヒーターが設置されていて、トンネル手前でチェーンを外した大型車が安全に走行できるようになっているそうです。目的地に早く着けるという利便性だけでなく、安全面への配慮もしっかりなされているんだなぁと感じました。



 橋の境目の部分も、橋の長さなどの条件によって、様々な工夫がなされているそうです。また、路面もアスファルトやコンクリートなど、それぞれの特性を踏まえて使い分けているとのことです。何気なく走っている道路ですが、話を聞いて、実際にじっくり見てみると、本当に多くの工夫があることが分かりました。



 今回の巡検を通して、道路には様々な工夫があり、その完成によって大きな効果が期待できるものだと、あらためて感じさせられました。また、資料や文献による調査以上に、実際に現場に足を運ぶことの楽しさ、大切さも再認識したところです。

 お忙しいところ、案内いただいた方々に感謝申し上げます。